「生きること 想うこと」 仕事のこと人としての思いを自由に書いていこうと思います。

住宅販売会社での営業 ログハウス販売会社の営業として20年 酒類ディスカウントチェーン本部として7年 人事担当 新規事業戦略取締役としての企業経験から 仕事やブランディング戦略 転職など新入社員や中堅社員 管理職の方々に少しでも役に立つコーナーにしていきたいと考えています。

住宅営業 関わり合いの選択

人は客観性が強い時ほど 判断が冷静になり、いろんなことが心に

 

印象として残りやすいのです。

 

計画が具体的になる前、つまり新規来場されたときがそうなのです。

 

他者の意識=顧客の気持ちが 移り変わりだすのはこの時なのです。

 

営業マン探しに来ているというのは 「さあ探そう」と決めてきているのでは

 

なく 無意識のうちに関わりを選択して行っているのです。




高校の時 クラスが変わって 初めての友達に出会うとき

 

「 こいつとは 馬が合いそうだな 」

 

「 あっ 音楽の趣味が一緒 」

 

「 なんか感じの悪いやつ 」

 

そんなことを考えながら みんな選択をしていませんでしたか?




関わりのある人の選択。人が人の中で生きていく限り永久に

 

続くこと。

 

会社の選択 買い物の選択 合コンの選択 友人の選択

 

趣味仲間の選択 恋人の選択 結婚の選択 家を建てる選択

 

手にいれる物の選択であっても たとえネット販売であったとしても

 

人の関わりが 感じの良い悪いにつながっていくのです。




営業という仕事は その選択に大きく関わっている仕事だからこそ

 

他者の意識を気にして 仕事をする必要があるのです。




上司 先輩 後輩そして同僚

 

彼等の評価が気になりますか?

 

彼等が 自分のことをどう思っているか気になりますか?

 

気にならないと答えた方

 

営業失格です。

 

強がりで言ったのならば良しとしましょう。

 

ただし本当に まわりがどう思っているかが気にならない人は

 

顧客のことも気にならないのです。

 

顧客のことが気にならない人は もちろん顧客の意識も気にならず

 

結果 他者の意識より自己の意識を重視する人なのです。

 

そういう人は残念ながら営業というサービス業に向いていないのです。




「俺は仕事上ではプロだから 顧客のことは最大限考える。

 

ただしふだん 上司の顔色なんか見る必要もないね。」




すばらしい と言いたいところですが、このセリフ大半の人が

 

感じのいい人とは思わないでしょう。

 

それこそが 自己意識への甘えなのです。




横道に それますが、金八先生のパートⅡで不良の加藤優が

 

転校してきた時に 世間や学校に不満と怒りだらけの加藤に

 

金八が言います。

 

「おまえの優という字は 人の横に憂いがあるんだ

 

これは人の悲しみの分かる人間は 人に優しくて そして誰よりも

 

優れているんだ。そんな意味を込めてご両親は名前を決めたんだよ」

 

その時に 加藤はそのことをロクに聞いてもいなかったのですが

 

最終回、そして金八の退職の特番で文字通り優しさあふれるところが

 

見えます。




人は優しい人に惹かれます。厳しい上司が良いという人も、ただ厳しい

 

だけのひとには惹かれません。お客様も一緒です、優しくきちんとした人との

 

関係を選択します。

 

イソップ寓話集の中の「北風と太陽」でも最後に勝つのは 太陽なのです。

 

太陽は コートや上着を強制的に脱がせたのではないのです。

 

相手が 脱ぐような環境を作っただけなのです。

 

相手に 優しいのは 北風ですか太陽ですか?




もう わかってますよね。

 

契約は 取りに行くものではなく 契約する環境を作り上げて

 

行くことが 営業の仕事なのです。

 

選択されるような 環境をつくることを真剣に考えていますか?

 

優しさを 伝えるように努めていますか?